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瞑想の扉 自己メンテナンス

想いを形にする為に:生命の樹の3本の柱

気が付いたらもう3月。。が、終わろうとしてますね。(^_^;)
書きかけで止まっていた記事が、とりあえず形になったのでアップします。

生命の樹って、語り出すと際限がないんですが、今までここで書いてきた中で、補足的にも書いておきたいなぁと思っていた事。

生命の樹には3本の縦の柱がありますが、名前がそれぞれ、男性性の柱、女性性の柱、均衡の柱。。。となっているので、説明を間違うと、二元分離的な話になってしまうんですね。
男性的だから○○、女性的だから○○。。というような。
それは本意ではないので、今回は別の言い方をしてみようと。

縦の柱で色分けをしてみました。色で分けると分かりやすいと思います。

三次元で起こっている色んな事象を、生命の樹に当てはめる事が出来ますが、本来生命の樹は、一人の人間の意識や魂を進化させ、「本来の姿」に戻る為の「地図」です。
なので、生命の樹に書いてある「男性性・女性性」というのは、自分の内側に持っている男性的側面、女性的側面だと理解していただきたいなぁ、と思います。

で、男性性というのは言い方を変えると「感情的側面」なのです。
理性の範疇に収まらない衝動、始まりの発端を作る種。
感情が豊かな人は愛情深くもあります。なので、男性性の柱には愛に関する性質がたくさん詰まっています。愛情深く見守り、男性性的に全てを受け入れている状態が「超然」ですね。
この性質がネガティブに現れると、反発したり反抗したり、という「拒絶」や「怒り」になります。怒りのエネルギーで人を恐怖に陥れてしまう事もあり得ます。

反対側の女性性は、「思考的側面」です。
この女性性の柱は、男性性側から感情的エネルギーを受け取って、それを分析したり、判断するのが主な性質です。
なので、どこからか「刺激」を受けないと、基本的には動けないのです。
男性性の方は自分が「発端」なので、能動的なのですが、女性性の方は上記の理由で受動的です。
女性性は、男性性側から受け取ったエネルギーを分析して、形にして行きます。
受け取った情報の中で、これはいらない、これは必要、と選別し、男性性のエネルギーを具現化する為に必要な事を提案し、実際に具現化する為に動きます。
この女性性がネガティブに現れた場合、受け取ったエネルギーを処理しきれずに「混乱」して、判断できなくなったり、無暗に人を裁いたり、言葉で傷つけたりする事もあり得ます。

こういうエネルギーのやり取りが、一人の人間の中で行われているわけです。
何か一つの物を作り上げる時、男性性の柱は、一番上のセフィラ、天からのアイデアをエネルギーに変換して女性性の柱に流し、女性性の柱がそれを形にするアイデアを出し、最終的に一番下のセフィラで具現化されます。
一つのアイデアを具現化しようと思ったら、内なる男性性と女性性の連携は不可欠なんですね。

生命の樹でカバラの72天使を当てはめた時、男性性の柱に天使が多い人はいろんなアイデアが浮かんだり、あれがしたい、これがしたい、自由にやりたい、という人が多いのではないかな、と思います。自由業や芸術家に多いタイプです。

女性性の柱に天使が多い人は、管理能力にとても優れていると思います。積極的に人とも関わって、おしゃべりを通して交流したいと思う人も多いのではないかと思います。交流する事で自分のエネルギーが循環するからですね。コミュニティや会社組織を作るのが上手なのではないかな、と思います。

でも正直な所、天使の位置だけではその人の全体像は把握できないです。なので、天使の位置だけで自分は○○的な人間だ、と判断するのはちょっと待ってください。(笑)

で、均衡の柱の話は今までしていませんでした。
男性性の柱と女性性の柱が、互いに連携し合って均衡を保とうとしているのに対して、均衡の柱はそれ1本の中だけで均衡を保とうとしています。
中庸、信頼、とあるように、この柱に天使がいる方は、見えないものに対する信頼感をごく自然に持っていて、高次に繋がる事で、心が穏やかで平和な感覚を覚えると思います。
天にある高次のイメージを直接降ろして、地上で具現化する柱なんですね。
均衡の柱の性質がネガティブに現れると、両親や上司など、逆らい難い権威的な存在からの抑圧を感じ、本来の自分らしい姿で居る事が難しいと感じてストレスになったり、
逆に権威的なものに依存してしまい、「自分のアイデンティティ」を失ったりします。尊敬する人の思想や性質に憧れ、それが絶対だと思ってその人のようになろうとしてしまうようなイメージです。依存・執着というのは、この縦の柱で起こります。

均衡の柱を見ていると、上方にあるセフィラ(1番)と、下方のセフィラ(10番)との間で綱引きをしているようなイメージがあります。
綱引き、というより、1番のイメージを直接10番が受け取り、具現化する。と言った方がいいかもしれませんが。
男性性の柱のイメージを女性性の柱が受け取り、綱引きしつつ連携して具現化するのとは、ちょっと対照的です。

言い換えると、男性性の柱と女性性の柱の連携は「横の均衡」。
均衡の柱で行われている天と地の連携は「縦の均衡」です。

実は、男性性の柱と女性性の柱の「横の均衡」が取れるようになれば、「均衡の柱が通る」んです。私個人の感覚では「開通する」という感じなのですが。
内なる男性性と女性性が統合し、「横の均衡」が整うと、「縦の均衡」が開通して、本当の自分の高次から直接イメージやメッセージを降ろせるようになり、それを地上に再現・具現化する事が容易になります。
本当の高次、と書いたのは、9番や6番のセフィラに位置するハイヤーセルフや潜在意識ではなく、もっと上の1番のセフィラからエネルギーを得られる、という事です。

その為の前哨戦として、準備段階として、男性性の柱と女性性の柱のそれぞれの段階(セフィラ)で、互いにバランスを取り合い、連携することが必要なのですね。
だから、自分の内側の男性性と女性性の統合って大事なんです。

とりあえず、書きたかった事は書いたかな、と思います。
生命の樹は面白いので、いろんな本を読んでみるのもお勧めです。
昔は「口伝」といって、文書にしちゃいけなかった「秘儀」なんですけど、今は色んな人がカバラの本を書いてますし、昔は女性には伝えちゃダメだと言われていましたが、今は女性の講師もいますので、その気になれば誰でも勉強できます。

私の方

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