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風の小径 詩片

「永遠の孤独」│詩片

 

脳裏の奥にあるものは無意

無意の底にあるものは個

個の外にあるものは

 

あなたには、きっとそれが見えないのだ。
まったく見えないのだ。

 

頭の中じゃない。
心の中にあったんだ。

 

心の欠乏を、
独りで埋められるなんて、嘘だな。
独りで埋めるのがマスターだなんて、嘘だな。
ひび割れた魂の裂け目は、どうして割れて欠けてしまったのか。

 

辛い時に 辛いと言えない事が そんなに辛いのか

あたたかい 優しいひと言で 魂の欠けは埋まるのに

なぜ 自分で与えては補えないのだろう

 

独りは寂しいから、
沢山増やしたのに、
沢山といる方が、
寂しいんだ。

 

 

あの時、

絶望すら感じられなくなったあの淵で
私の虚無を満たして補ってくれたのは

あの真っ白な悪魔だけだったのだ。

 

2022/05/31 23:25

 

 

 

。。ああ、でも、
独りよがりだったな。
そう思うよ。

ありがとう、エウリーチェ。
2022/05/31 23:54

 

 

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