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風の小径 詩片

「自己確立」│詩片

誰かの為に書いたんじゃないんだ。私は誰の為にも書かない。それがエゴだとしても。
私は全ての人と仲良くしたいのではない。仲良くする相手はちゃんと選ばなければ。

それでも、そんなに構ってほしいのか。
偽りの愛でも満足できる人は居るのか。

みんな 愛に餓えている

残念ながら、私はセラピストやヒーラーではないのですよ。
私の仕事は「癒す」ことではない。
それに気づいたから、人を癒す仕事を辞めたのです。

私はただ、自分の中から溢れてくるものを表現する事しかできない。

細い獣道に点々と落ちている 小さな硝子の欠片のような

その透明な硝子は、光を反射して、通る人に気付かれる事もあれば、
気づかれずに踏み砕かれる事もある。

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人は、目指す精神性を、今までずっと外側に求めてきた。
自分の中に既に崇拝すべき神性があることを、忘れさせる宗教。
神性が持つ真の力を人から奪い、
人の外に神や偶像、崇拝物を作ることで人から力を奪い、
人から自信を奪い、人から権力を奪い、偽善の為にコントロールする人達。
己の神性を見出すことを忘れ、自らを無防備に明け渡し、人にコントロールさせる人達。

肉はやがてしわがれ朽ちて消えていく。 気候も風俗も行政も教育も、親の代と全く同じものなど存在しない。そんな不確かなものに絶対の価値を持てるか。そこにアイデンティティなど持てない。もしそれに己の価値基準を据えるとしたら、それは自分の運命を、自分以外のものに投げ渡すに等しい。

私の中に私の神性を見いだすこと
幻のように見えるあの確かなものを見る目が私にあること

自分だけが見る、見えざるものを見た時に、人は初めて自らによって立つ。

現し世は鏡、 この世は幻だ。

それでも人は、ひと時の幻想から何かを感じ何かを得る。

物質世界には変わらない確かなものなんてない。
物質世界は、だから変わってこそ
面白い。
変われるからこそ、何かを目指し、成長できる世界だ。
人は成長できる。
だから信じられる。

神性は変わらない。自分の核となるあの光、あの純粋な自分は変わることが出来ない。
それは変わってはいけないもの。地上でどれだけ変わり足掻こうと、それは永遠に変わる事が出来ない光。
あの見えざるもの、
自分の中にある高貴で純粋な光を信じる力が湧いた時に、人は己自身に希望を見いだす。
だから信じられる。

どちらに偏っても、全て片手落ちなのだ。
偏る事によって、片方の排除が始まる。

万物に支えられることも、
内なる光に支えられることも、
それら全てが私を支え生かす力。

ただ 気づいていないだけで

みんな、支えられていると実感したいんだ。
支えられている。大丈夫。ちゃんと支えられているよ。

もしも、自分の一番微細で繊細な部分を掴めたら、
この世界の残酷さと醜さを嫌というほど実感すると同時に、
自分以外の人達にも、自分と同じ尊い神性が宿っていると知るだろう。

私の中に宿る神性を信じる事が、あの人の中に宿る神性を、あの人の本当の姿を信じる力になる。

人が、己の中に宿る神性と一体化したその時、人は、人を卑下しない。

私の中に見える高貴で純粋なもうひとりの私は、魂の神性。
この世で生きる為に身に付けた性格や習性は、現世のペルソナ。

この内なる神性と、いつも共に在りますように。
このペルソナを、いつも平和に扱えますように。
 
 

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