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風の小径 星紡夜話会員記事暫時全体公開 星紡夜話・みなもの光

【星紡夜話】みなもの光19・其処に在る資格

何から始まったのか分からない。 きっかけがどこにあったのかも思い出せない。 ただ、ずっとくすぶっていた想い。 わたしは認められたいの? 全ての人に愛されたいの? 確固たる地位を確立したいの? いいえ。 わたしは認められな […]

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【星紡夜話】みなもの光18・燈は翳る2

三箇所に点在するエネルギーシステムは、作られた「擬似天使」によってエネルギー源を集め、施設で融合させることによってエネルギーを生み出し、無数の「研究施設」へと送り出す。 魂の核を融合させた時に生じるエネルギーを、そのエネ […]

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【星紡夜話】みなもの光17・燈は翳る1

カスタリアの小さな家に、マリア・メイとジェイの二人だけが暮らすようになって間もなくの事。 二人の共通の過去において存在し、今もなお稼動し続けている「研究施設」と呼ばれるものの、「中核」を破壊して欲しいとの依頼が、三次元の […]

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【星紡夜話】みなもの光16・灼癒の女神2

「……スッキリした?」 カスタリアに戻るなり、メイシンを見たジェイがぼそりと呟いた。 「なんか怒ってんの?」 「いや、別に」 どことなく仏頂面で、ソファに座ったまま、青年は視線を外す。 メイシンはそれを見て、少しだけ肩を […]

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【星紡夜話】みなもの光15・灼癒の女神1

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【星紡夜話】みなもの光14・廻り逢うため

「なんであたしはマーシアとくっついたの?」 メイシンが睨み付ける視線の先で、金髪の大天使は怪訝な顔をした。 ひとり、突然にやってきて、唐突に何を言うかと思えば、随分と根本的なことを聞く。 「何であたしを作ったの? あたし […]

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【星紡夜話】みなもの光13・別離の記憶

どうしていっちゃうの? わたしをおいてどこいくの? わたしはもういらないの? いやだ、おいていかないで    僕がこれから経験することを 君には知られたくない だから、ごめん 必ず戻ってくるよ きっとまた 一緒にいられる […]

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【星紡夜話】みなもの光12・昇華

神殿の修復が終盤を迎えた日。 光を送り続けながら、ジェイは小さく呟いた。 「何故、自分の心を砕き続ける?」 マーシアは、閉じていた瞳を、薄っすらと開いた。 「……どうして?」 「……俺を助けた、理由が知りたい」 ……アレ […]

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【星紡夜話】みなもの光11・苛立ち

日が暮れた頃、ジェイはもう住み慣れた小さな家のドアを開けた。 リビングのソファに、横になって眠る藍色の髪の少女の姿が目に映る。 「おかえり」 少し離れたダイニングテーブルで、ジェレミーが端末を叩いていた手を止めた。 テー […]