「肉体変容の覚書」⑦化学療法治療結果と術式決定編│自己メンテナンス

乳がん闘病の記録、第7弾です。

前回までの記事はこちらへ。
➀検査編
②続・検査編
③術前化学療法編(DOC療法1クール目)
④術前化学療法編(DOC療法2クール目)
⑤術前化学療法編(DOC療法3~4クール目) 
⑥術前化学療法編(EC療法1~4クール)
 

【前回記事終了時点の状況】
・EC療法が終了。(これ書いている時点ではまだ4クールの3週目ですが)
・残存する副作用:全身に現れては消えるアトピーのような発疹と痒み。両手足の爪変形(わずかに波打っている)と変色(一部が黒っぽくなっている)。毛髪、眉、まつ毛は新しい毛が生えてきて徐々に回復傾向。
・EC療法に入ってから4クール終わるまで、気持ち的にはあっという間だった。

【本題】
まあ、上記の副作用は、抗がん剤の影響が無くなれば徐々に元に戻ってくると思いますので、ゆっくり回復を待つとしまして。

まずは、6か月間に渡るDOC療法とEC療法の結果について。
EC4クール目が終わった直後に手術、というタイトなスケジュールなので、まだ抗がん剤治療が完全に終わらないうちですが、MRIやPET-CTなどの検査を受け、術前化学療法の最終考査をしました。

その結果です。

・腫瘍(元巣)の大きさ:23mm → 7mm
・PET-CTでは腫瘍を捉えられず。(PETでは1cm以下の腫瘍は写らない)

左胸の腫瘍の大きさが、1/3以下になりました。。

。。。ダメだ。なんか言葉が出てこない。感無量で。(笑)

正直、抗がん剤治療中はこの手の一連の記事を書く事も、読み返す事も精神的に苦痛でした。癌の事を考えるとストレスがかかるのが解るので、書いた後はほとんど読み返す事はなかったのですが、それでも初期の頃は書かない事もまたストレスになるので、とにかく自分の気が済むように書いては放置の繰り返しでした。(笑)

抗癌剤治療を受けた事で起こった、私自身の変化を書きます。
・お肉が食べられるようになった。
・私自身気づいていなかった本音に気がついた。
・気晴らしに旅行する事に後ろめたさがなくなった。
・家事や子供の世話が出来ない時に自分を責めなくなった。
・夫の要望に応えたくない時にキッパリ断れるようになった。(夫の考えに流されなくなった)

ものすごくわがままになったなー、と思います。でも、ひょっとしたらこれが普通の人の感覚なのかな?(笑)

でも、自分に厳しくしなくなったり、自分に無理をさせなくなった分、他人にも寛容になれるのではないかな。。と思ったりします。

治療を始めたばかりの頃に、看護師さんに食物アレルギーの事で話を聞いてもらいました。その時のアドバイスが功を奏して、少しずつお肉が食べられるようになりました。
最初は、体をなだめすかすように、心で「大丈夫大丈夫」と言い聞かせながら鶏肉を口に入れました。そしたら、体がものすごく怯えて震えるんですよ。。その時に、ああ、激しい下痢と嘔吐で脱水症状になって意識を失いかけたから、それが怖くてトラウマになってたんだな、と気づきました。
ひと口ふた口、少しずつ食べて、大丈夫だ、と体が認識すると、食べられる量も増えていきまして、今は鶏も豚も牛も普通に食べられるようになってます。ただし元々胃腸が弱いので脂身は遠慮したい。(笑)

抗癌剤治療で体力が落ちるから、お肉食べられるようになった方が絶対良いはずだ、という意識の切り替えも後押しになりました。
ただねー。。7年以上牛乳の代わりに豆乳飲んでるからねー。。低脂肪の薄い牛乳が甘すぎて気持ち悪くて飲めないんですよ。。胃が弱ってるのもあると思うんだけどね。。

で、お肉が食べられるようになってからは、食べたいものを食べたいだけ食べていました。(ただし、生魚だけは食べちゃダメとドクターストップがかかってました)
抗癌剤始めると、食欲が落ちるってよく聞きますけど、私が食欲落ちたのは副作用が酷かった1週間弱くらいの間だけで、それでも通常の半分の量は食べていたので、そんなに落ちた気がしない。副作用が落ち着くと、反動が来たかのように沢山食べてましたので、むしろ治療前よりも量はたくさん食べてました。
おかげでちょっと太りました。体重は日によって1~2kgくらい上下してましたけど、最終的には2kgくらい増えてます。まぁ手術が終わったら運動するよ。(笑)

体が欲しがるものを、欲しいだけ食べるという感じでした。お肉が無性に食べたい時期があったりとか、果物沢山食べたい時期があったりとか、お米がとにかく美味しい時期があったりとか。。肉体が「生きたい」と言ってるんだな、と私は思って、体の言う通りにしてやりました。

疲れたらいつでも寝ていたしね。とにかく「体の言う事が最優先」の生活をしていましたね。
今までと逆ですね。今までは「心が最優先」でした。でも、心が最優先と言いつつ、体を追い詰めて誤魔化していた部分があったかな。。と思います。

心の方は、出来るだけ楽しい事をやって前向きに過ごせるように意識してました。
抗がん剤の副作用が一番酷くなるのが、心が落ち込んだ時、ネガティブな事を考える時だったので、とにかく自分が心地よいと思う環境で過ごせるように気をつけていました。その場の「空気」が嫌だと思ったらすぐ立ち去るとか、気の進まない事には参加しないとか。心地よい音楽を聴く、好きなものを見たり触れたりする。体力が回復してきたら好きな事をやる、行きたいところへ行く。

辛い時は辛いと口に出して言う。愚痴も言葉にして外へ出す。他人が迷惑するとか考えない。そういう事も必要だと思いました。それに対して辛抱強く励まし、最後まで残ってくれた人が、結局一番信頼できる人なのではなかろうか。それ以外は「モブ」でいいんだよ。エネルギー配分の調整の仕方が解ってきた。っていう、心の切り替えというか、線引き、境界線のようなものも自分の中に構築できました。

境界線。思考感情の書き換えで散々やってきましたけどね。なかなか難しくて、でも、リアルに、肉体次元まで含めて初めて構築できる感覚を得ましたね。
そんな感じでした。

あと、「我慢しないでナ〇ンエース」。。じゃないけど(笑)、副作用で少しでも具合悪いなと思ったら、すぐに処方されたお薬飲んでました。「辛いの我慢しちゃダメ!」って看護師さんに散々言われたのもありまして。早めにお薬飲むと副作用も軽く済みます。

抗癌剤治療中に気をつけてたのはそれくらいかな。

現在の状況のおさらい
乳癌の広がり:浸潤がん
大きさ:23mm → 術前化学療法で7mmに縮小。PET-CTの集積は消失。
リンパ節転移:あり
遠隔転移:なし
ステージ:ⅡB
乳癌のタイプ:ルミナールB(HER2受容体陰性・ホルモン受容体陽性・Ki-67高)
Ki-67(増殖マーカー):28% (低<15-20%>高)
 ※癌の増殖速度の目安。20%以下が低速で増殖速度が遅く、20%以上が高速で増殖していると判断される。

治療方針:全身治療先行
 ・術前化学療法(DOC×4、EC×4)終了 → 手術(乳房部分切除+腋窩リンパ節郭清) → 放射線治療 → 内分泌療法(ホルモン治療)
 
 
で、今回の検査の結果から、乳房の温存が決定しました。

7mmまで縮小したおかげで!

温存手術が決まりました!

ありがとうございます!!

これ、縮小してなかったら全摘だったからね。本当に嬉しいです。
先に抗がん剤やった甲斐がありました。

乳がん看護認定看護師さん曰く、
「左胸が一回り小さくなる感じになるか、下の方が少し凹んでアンダーバストの位置が少し上に上がる感じになる。でも補正パッドは必要ない程度になると思う」
だそうです。

看護師さんに何度も「抗がん剤治療よく頑張った!ほんとよく頑張ったよ!」と言われて、思わず泣きそうになってしまった。。(笑)

ここに至るまでの間に肯定的な言葉や心で励ましをくださり、支えてくださった皆様に感謝いたします。
本当にありがとうございます。
これほどまでに、支えてくださる人の心の温かさ、有難みを感じた時期はありませんでした。

一つ目の山場は無事に超えました。
これから二つ目の大きな山に向かいます。
 
 
今後の予定です。

※手術日までに確認する事
・輸血の有無
・放射線治療の為の医療用クリップ留置の詳細(体内に埋め込むらしいのでどんなものが入るのか知りたい)

■2019年2月20日 入院
 入院期間:約10~14日間
手術の前日に入院して、手術に備えます。
2月21日0時から24時間、絶飲食。水も飲めません。(全身麻酔をする為)
胃を空っぽにしておかないと手術中に吐いてしまう事があるので、何も胃に入れられません。
手術開始まで時間がある場合は、点滴で水分を補います。

■2019年2月21日 手術
 予定術式:左乳房部分切除術 + 腋窩リンパ節郭清
 手術時間:約3時間(準備と術後の処置を入れると約4時間)
手術開始時間はまだ分かりません。
腫瘍の周り1㎝ほど大きめに腫瘍を切り取り、そのあと周りの乳腺と脂肪を寄せてくっつけ、隙間なく縫合する。リンパ節は脂肪ごと切り取って縫合。

手術を受ける為に麻酔科の先生と話したり、病棟の看護師さんと入院の話をしたり、サクサクっと話が進んでいきました。

全身麻酔って開始から10秒で効くんですね。。
。。えっ10秒??10秒なの???ってびっくりして、
「。。そんな早いんですか」
「そうです。すぐ眠っちゃいますよ♪ だからもうあっという間です。気がついたら手術終わってますw 麻酔が切れたら10分で目が覚めますから」
「え。10分??。。そんなすぐ目が覚めるんですか」
「そうですw 手術室で意識が戻ったの確認してから病室に戻りますからね♪」
「え。。あ、そうなんですか。。」

。。。俺が知ってる手術と違う。←

。。ていう間抜けな会話をしてました。はい。

というわけで、これから入院準備にかかりますが、
乳房温存が決まったとはいえ、実際に切って開いてみないと分からない部分もあって、
もし予想よりも実際の腫瘍が大きければ、切り取る範囲もその分大きくなってしまいますので、まだまだ油断は禁物です。
手術中にその場で病理検査するんですよ。胸から取り出した細胞をその場ですぐ診断して、その結果で最終的に切り取る範囲が決まります。

手術当日まで、7mmに留まらず更に腫瘍が縮小していくように、祈っていてくださると嬉しいです。

小さければ小さいほど、切り取る部分が小さくなりますので。。
どうかもう後しばらくの間、見守って頂けましたら幸いです。

入院中は記事書けないので、退院後にこの記事に追記しようかな、と思います。
Twitterでは多分呟きます、入院中も。病棟はWifi使えるらしいので。
 
入院のお供に、この三振も連れていきますw

(※3月1日追記)手術無事に終了しました。詳細は別記事で書きます。

手術後の予定です。
■放射線治療(約1か月間毎日)
■ホルモン治療(約5年間)
手術後の事は、また改めて記事を立てます。

→「肉体変容の覚書」⑧手術入院編 へつづく
 
 

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