「肉体変容の覚書」⑥術前化学療法編(EC療法1~4クール)│自己メンテナンス

乳がん闘病の記録、第6弾です。

前回までの記事はこちらへ。
➀検査編
②続・検査編
③術前化学療法編(DOC療法1クール目)
④術前化学療法編(DOC療法2クール目)
⑤術前化学療法編(DOC療法3~4クール目) 
 

【前回記事終了時点の状況】
・DOC(ドセタキセル)単独療法が終了。
・残存する副作用:体全体のむくみ。両手の爪割れと変形。安静時心拍数増加(100前後)。歩くとすぐに息切れ、体力低下。毛髪は9割抜けている状態。

【本題】
まずはEC療法について。

EC(エピルビシン・シクロフォスファミド)併用療法
エピルビシンとシクロフォスファミドという2種類の抗がん剤を同時に点滴します。
シクロフォスファミドはエンドキサンとも呼ばれているようです。商品名かな?
周期は前回と同じく、1クール3週間です。
私の抗がん剤投与量は、1回の点滴につきエピルビシン130㎎(標準量は90㎎)、シクロフォスファミド890㎎(標準量は600㎎)です。(※今回も標準量より多めだったようです)
これを合計4クール行います。

点滴の順番としては、
・まず点滴の45分前に吐気止めの薬を飲んでおく
・45分後に点滴開始。最初は副作用を抑える為の薬を点滴。
エピルビシンを点滴(約5分で一気に流し入れる)
・ソルデム+デキサートを点滴(エピルビシンを血管から洗い流す)
シクロフォスファミド(エンドキサン)を点滴(約30分)
・生理食塩水を点滴(血管からシクロフォスファミドを洗い流す)
合計、2時間程度で終了です。

エピルビシンという点滴薬が、真っ赤な色ついてるんですよ。
どうしてこんなに毒々しい色がついているのか。。と思うけど、このお薬、血管の外に漏れると細胞を壊死させたり神経細胞を傷つけてしまう。それで点滴時間も短く一気に流し入れる必要があるとの事。血管外漏出にかなり気を遣うお薬らしいです。マーカー的な意味で赤いのかもしれない。ちなみに、点滴当日は、真っ赤な尿が出ました。(笑)

EC療法における主な副作用
・血管炎、血管外漏出(血管外に漏れると正常な細胞や神経を壊死させる)
・心機能の低下
・吐気、食欲不振
・脱毛
・白血球、赤血球、血小板の減少(骨髄抑制)
・口内炎
・味覚障害
・便秘、下痢(特に便秘になりがち)
・爪の変化、疲労感など

DOC療法との主な違いは、「痛みが少ない」「下痢よりも便秘になりがち」「むくみにくい」この3点かなあと思います。

DOCの「痛み」って筋肉痛だって言われたけど。。運動した後の筋肉痛とは全く次元が違うし。。痛み止め飲まなかったら息が出来ない程の激痛なんですけどあれが筋肉痛??だとしたらどんだけ筋組織破壊されてんの??ていう感じです。

ECではそこまでの激痛は起こらない、という事で。。DOCよりは楽なのかもしれない、と思っていますが。さてどうなりますやら。(笑)
DOCはかなり強めの抗がん剤らしいですしね。。だったら、あれより辛い事はないのかもしれないと。

ECで一番怖いのは、「血管外漏出」と「心機能低下」。
薬を投与する量が増えて行くと、心臓の機能が衰えてしまうらしく、その為に心臓の超音波検査が追加されました。

私はねえ。。。実は生まれた時に心臓が未成熟なままで、心臓の壁に穴が開いた状態で生まれたらしいんですよ。親が言ってたんですけど。(母親曰く、「生れた時は心臓が蜂の巣状態だった」らしいのだがそれはちょっと大袈裟でないかい。。ホンマかそれ。。←)
幸いというか、手術も投薬もなしで穴は自然と塞がって、機能的には全く問題ないんですが、小学校に上がるまで大学病院に通って経過観察をしていました。。らしいです。(←実は本人ほとんど記憶がない。全部親から聞いた話)
でも実は。。私の大学病院嫌いって、多分この経験から来てると思うんだ。。←子供の頃から大学病院が何故か嫌いだった。

おかげさまで幼少期からずっと「あんたは心臓が弱い」と母親に呪いをかけられながら育ちました。。ええ、その辺はしっかり覚えてますよ?←
通常分娩で子供を3人産んでからは言われなくなったけどね。(笑)
私の体感としては、「心臓に持久力がない」という感じで子供の頃からマラソンは全く出来ない人間です。歩くのは良いんですけどねえ。。普通の人に比べて心拍数が異常に跳ね上がるの。ほんっと死にそうになるから持久走大嫌い。(笑)

その話を主治医にすると、心臓エコー検査を通常よりも多めにしてくれる事になりました。
EC1クール目投与前に、最初の心臓エコーをしてもらったんだけど、その時見せてもらった数値が一定の基準以下まで下がると危ないらしいです。。が、私の心臓、その危険な数値まで10くらいしか余裕がない。
まあ、4クールなら通常は心臓に影響が出ない、と主治医が言っていたので、よっぽどの事がない限り、多分大丈夫です。(笑)

EC療法における副作用を抑える為の薬(毎日飲む薬)
・吐き気止め[イメンド](2日間)
・吐き気止め[デカドロン](2日間)
・鉄剤(貧血予防)(21日間)
・味覚障害の薬(21日間)

その他、状況に応じて飲む薬に、
吐き気止め[テルペラン]、便秘薬2種類、発熱時の薬
を処方されています。

吐き気止めをこれでもかってくらい投与されますね。。それくらい吐き気が強く出る抗がん剤です。

DOC療法時にもらった薬もまだ残っているので、状況に応じてそれも飲んでいきます。
 

 
今回から、治療スケジュール的なものを先にここに書いておきます。4クール分全てこの記事に書きます。
その後、追記したい事があれば書き足していく方針で行きます。
何も無ければ追記は無しで。

■2018年11月28日 EC療法1クール目の点滴
■2018年11月30日 ジーラスタ注射
血液検査で貧血。今回から鉄剤が追加で処方される。
DOC4クール目から気になっていた息切れは赤血球の減少が原因じゃないか?という話を主治医として、鉄剤でマシになるだろうという事に。
心臓のエコー検査を行う。
1週目に痛み止め、2週目以降下痢止めを頻繁に飲んでいた。
吐き気がある間はヨーグルトやヨーグルト飲料は気持ち悪くて飲めない。(ヤクルト系は飲める)
1週目の副作用ピーク時の食事:吐き気が強い時は素麺、トマト、果物が中心。
なにを食べても気持ち悪い時はアイスを食べる。
ECの吐気はつわりに似ているが厳密には違う感覚。
今まで僅かにあった生理が完全に止まった。
(12月18日 1クール目終了)

■2018年12月19日 EC療法2クール目の点滴
■2018年12月21日 ジーラスタ注射
貧血は解消されていたが引き続き予防の為鉄剤を飲む。
朝37.8度の熱があったが点滴直前に36度台に下がっていたので予定通り点滴を行う。
点滴針2回失敗。内出血あり。ECで針失敗されると心理的にダメージが大きい。幸いにも抗がん剤の漏出はなかった。
(余談だが、隣のブースで点滴していたおじさんがアナフィキラシーショックを起こしてしまい、途中で点滴を止めるアクシデントに遭遇。心理的に後味の悪いスタートとなった)
便秘の原因は吐気止め薬の副作用だと主治医から聞いた。EC自体は下痢の方を起こしやすい。なので吐気止めの効果が切れると便秘からいきなり下痢に切り替わる。
副作用ピーク時は心臓が気持ち悪く、生命力を奪われる感じで心理的な負担が大きい。
夫への不満なども爆発し、心理状態が悪く、1クール目よりも心臓への負担が重たい感じがした。
楽だったのは2週目の1週間程度。
1月1日、歯の詰め物が取れる。
1月7日、大学病院の歯科で診察。その場で詰め物を入れ直して治療終了。
(1月8日 2クール目終了)

■2019年1月9日 EC療法3クール目の点滴
■2019年1月11日 ジーラスタ注射
点滴針1回失敗。内出血のみ。(前回と同じ外科医だった)
今回から発疹の薬の種類を、以前より強めの薬に変えてもらった。
2クール目から発疹が酷くなってきていたが、今回更に酷くなり全身にアトピー状の発疹が出たり消えたりする。無意識に掻いてしまい全身に細かい擦り傷が出来てしまう。
今回は心理状態がかなり良かった(自己努力はもちろんした)。2クール目よりも副作用が軽く感じた。
1週目の終わり頃、顔の血色が良くなる。
眉毛、まつげ、毛髪が回復してきた。現在は産毛状だが全体的に5ミリ程度生えている。
1月21日、京都旅行(日帰り)
1月24日、京都旅行(日帰り)
(1月29日 3クール目終了)

■2019年1月30日 EC療法4クール目の点滴
■2019年2月1日 ジーラスタ注射
点滴は異常なしで終了。
入院手続きの書類や資料をもらって帰宅。
胃が小さくなった?刺激のある食べ物を食べると胃が刺す様に痛い。お粥と味噌汁が一番食べやすい。副作用を抑える薬で胃が荒れて弱っている様子。
3クール目で生えてきた短い毛髪が少し抜けているが、以前より毛根がしっかり太くなってきて、頭が黒々としてきた。
2月7日、【手術前最終検査】胸部レントゲン、呼吸機能検査、心電図、MRI
2月12日、【手術前最終検査】胸部超音波、PET-CT
2月13日、検査結果説明、看護師と術式相談、麻酔科受診(全身麻酔を受ける為の診察)、入院準備教室
(2月19日 4クール目終了)
 
 
■2019年2月20日 入院
■2019年2月21日 手術
約10日程度で(3月1日頃)退院予定。
手術日の予約が2月21日に入っているので、よっぽどの事が無ければこの日に手術予定ですが、まだ確定ではありませんので変更の可能性があります。

その後は、放射線治療とホルモン治療(術後の再発予防)に移る予定になっています。

手術が近くなったら、また新規に記事を立ち上げようかと思ってます。
時間的、体力的に余裕が無ければ、手術後に書くかもしれません。

→「肉体変容の覚書」⑦化学療法治療結果と術式決定編 へつづく
 
 

 

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