「星の双子」│詩片・フォトグラフィ

その光の中にある傷や黒塵は、
強さの証。

 

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長い間いなくなっていた君、どこに行っていたの?

暗い、暗い所だったよ。
寒かった。
でも、暖かかった。

僕には、暗すぎて良く見えなかった。

だろうね、ここに居ては解らないよ。
とても深くて、底が見えない。
見えないけど、いろんなものがあったよ。

 

大切なものだけ、拾ってきたんだ。

 

他にもたくさんあったけど、デコボコしたものや、鈍色がかったものや、
でも、全部は持ちきれないから、
明るい所でも、壊れなさそうなものだけ。

役に立つの?

立つんじゃないかな。解らない。

立つといいね。

うん、いいね。

 

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この二人を見ていると、何となく浮かんできたので、書いてみただけですが。

なんか面白い二人です。浮世離れしてる感じがいい。
元々は今うちにいる子に使う、部品を取る為に買い取ったボディ。
要る所だけもらって、不要になったパーツは組み直して、オークションに出そうと思っていました。
CIANヘッドは頭小さいからか、ユノア少年ボディにしっくりとハマります。
たまたまオプションの眠り目CIANヘッドを持っていたので、双子に仕立ててみたら、なんか、妙に気に入ってしまいまして。
この二人を眺めているうちに、インスピレーションも降りてきて、上に書いたような可愛い詩が出来たので(笑)、予定変更してうちに置いておくことに。

こうやって、別々のメーカーでボディを組み直す人は沢山いると思いますが、そういうの嫌うメーカーさんもいて、イベントにも連れてくるのはお断り、とかいう話も実際にありますけども、
個々人の創造性をそぎ落とすような規制は、出来ればかけないでほしいなぁ。
まあ、自社のブランド力が落ちるからそういう規制をなさるんでしょう。会社を守るために排他的になってるのかな、と。

そのメーカーで作られたまんまの子を、そのまま愛でられる人は何の不都合もないでしょうけど、私は、少しでもそこに「自分の要素」がなければ愛でられない人なので、
うちにいる子は、デフォルトそのままの子というのはいません。
メイクを少し変えたり、素体を少し削ってみたり、色々、見えない所で手を入れてます。
だから、「作家が精魂込めて作った一点物ですから、カスタムしないでそのまま可愛がってください」っていうのも苦手ですね。

私には、私の世界がありますから。

他人から見たらどれだけ小さく、狭くてつまらなく見える世界でも、
その人にとっては、かけがえのない心の基盤であったり、支えであったりします。

誰にでも、ひとつくらい、譲れないものはある。

そういう世界を互いに尊重していける人たちが、増えていくといいな。

「ここはこういうルールだから、このグループに居たければ君の世界を潰してでもそれに従え」っていう場所は、私には狭くて窮屈でね。

私の中では、特に球体関節人形に関しては、「自分の世界を形にするための道具」として捉えているので、ユノアのように素材だけ提供してくれて、後はご自分でご自由にどうぞ、っていう姿勢のメーカーさんは、すごく好きです。
自分で削って、磨いて、メイクをして。。とそこに集中してエネルギーを注いでいると、それだけ愛着も湧いてきます。
勿論、荒木さんの創り出す、素体の造形美あってこそ、なのですけど。
素人が出来ない部分をこうして提供して下さる、ありがたいことです。

その次に好きなのはLUTSさん。オーナーの要望を逐一リサーチして商品に反映してくれる、社長さんの姿勢が好きです。
私はMDFボディの完成度に感服いたしました。その次に好きなのはHDF。絶妙な角度でポージングが決まりますね。
写真表現がメインの私にはとても有難い素体です。

同じ人形に対しても、
自分の分身や家族のように愛でる人、
自分で作るドレスやアクセサリーのモデルとして求める人、
造形が気に入ってコレクションする人、
カスタムが得意で自分好みに作り変える人、
一つの対象に求める内容は人それぞれ、千差万別、なので。

 

ドールの世界に限った話ではないですが、
なんかこう、一つのジャンルの中で、様々なグループに分かれて活動するのは、どこにでもある話なんですが、私は一ジャンルの一グループの一員としては、ずっといられない人のようで、
ディープに関われば関わるほど、自分のエネルギーをそこに注ぎ続けて、自分を顧みずに与え続けて消耗しちゃう、という悪い癖が、私にはあるからか、
もっとこう、俯瞰した位置に居て、大局的に物を見られる場所に腰を据えたら、ようやく心も体も落ち着くみたいで。
グループに属すると視野が狭くなりますからね、どうしても。

皆で集まって一緒に何かやろうって感じじゃないんだな。。
ただ細々と、自分の在り方を発信していくだけで、充分なんだと。
その中で、何か人様のお役に立てそうなものがあれば、自分が倒れない範囲で提供していけばいいと。
私の場合はね、
人様の為に、皆の為に何かする事をメインに据えてしまうと、逆に人様の為にも、自分の為にもならないみたい。
自分の性質を把握する事は、エネルギーを円滑に回し、周囲との関係を良好にする為にも大事ですね。

独りでやっているように見えるかもしれないけど、
見えない所で数えきれない人たちと繋がっているのを、常に私のどこかで感じている私がいる。
決して独りでいるのではなく。
逆にね、一つのグループに属している時の方が、私は孤独を感じます。
グループから抜けた今は、すごく楽だもの。(笑)

もっと大きな枠で、もっと広いレベルで、世界中の皆と繋がっていると感じる、
その中で、
私自身を表現し、発信していくのが、私は好きです。

 

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