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風の小径 詩片

「時計」│詩片

 
こんなに ゆったりと 力を抜いて 眠れたのは 久しぶりだ。

今までずっと ひとりで
ただ 自分の感覚だけを 頼りにして
長い間 彷徨いながら 頑張って 辿り着いた

ご褒美みたいに あなたは現れて

それからずっと あなたは 私の傍にいる

まるで あの時みたいに

もう、終わったよ。もう忘れていい。
本当に、終わったんだ。

 
悠然と、私に拠って立つ。
軽やかに、自信を持って。
鮮やかに、我を現せ。
迸る、心情(こころ)のままに。

私は相手の性質を演じるのをやめた。

相手が望んでいたのは、私の死。
おとなしく、卑下されること。
私は相手の性質を演じるのをやめる。

私は相手の性質を演じるのをやめた。

おかえり
 

死して尚立つ 新しい大地を踏みしめ
新しい けれど 知っている
今まで私が居たことがある
懐かしい 未知の大地に

あの人が私の写し鏡だなんて、受け入れられなかったのさ。
でも気づいて解った。
私のエゴは、この状況を何とかしたいと考えるコントロール欲。
批判。
私が正しいという信念。

意識を
ただ
私の魂に向けて
ただ
私の最善なる
魂を果たす為だけに

それだけに全てを向ければいい

その通りなんだよなあ。
でもそれが受け入れられない時がある。
意味が飲み込めない時がある。
体感として実感出来ない時が。

「時が止まるにはどうしたらいいと思う?」
「。。なんの話?」
「いや、なんでもないよ」
「。。ふーん。とりあえずそこの時計、止めてみる?」
「っはは。。」

解ってるんだ。そんな事じゃないって。
兄さんが言いたかった事は、いつも、
言葉で説明するのが、難しいことばかり。

言葉で表せないのなら
ただ 感じればいいじゃないか

感じるのは 案外 得意だよ 僕は

直感も あなたのことも

「。。それ、時が止まるには、じゃなくて、」
「そう。時を無くすには、だ」
「ふふっ。。」
 

病める時も 健やかなる時も すべて無くなれ
 
 

悠然と、「私」に因って立つ。
軽やかに、自身を以て。
鮮やかに、吾を顕せ。
迸る、心魂(こころ)のままに。

ただ 「私」であるときだけが
私を正しくさせ
私を 不沈の台座へと押し上げる

私は
ただ 私として ここに在る

それだけでいい
それで全ての歯車が 正しく 善く 回りはじめるのだ

やがて私であるときも あなたと共に融けて なくなるでしょう

あなたと共に ずっと ずっと

ずっと いつかまた 生がふたりを 分かて無くなるときまで
 

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私の学びとなった、全てのものに感謝を。

 

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