カテゴリー
パステルアート お絵描きの記録

私がご提供する「パステル和アート・エンジェルアート」の理念

 
和アートって、技術を磨く為のアートじゃないんです。
和アートを基礎にしているエンジェルアートも、私は同じように考えています。

和アートのワークショップをしている時に、「ここはどうしたらいいですか?」という質問にはお答えしています。

けど、基本的には、その人のあるがままの芸術性、創造性、その人が表現した色そのものを、丸ごと受け入れて評価することが、和アートの理念であり、私の方針です。

だから、描いたご本人が「気に入らない」と言っても、私は「とても素敵だ」と答えます。
実際に、ご本人が言われているほど酷い絵を見た事はありません。

自分が表現したものを、ありのまま受け入れる、というのは、
ありのままの自分を受け入れる「自己受容」そのものなんですね。

和アートは心を癒すためのアートです。
だからこそ、「誰でも簡単に短時間で描ける」ように出来ているのだと思います。

もっと自分を的確に表現したい、技術を磨きたい、というのであれば、本格的に絵画を学べばいいと思うのです。

私は小学校の頃から大学を出るまで音楽を勉強していたので、技術を向上したいという気持ちはよく分かります。
芸術はどんな分野であれ、「習うより慣れろ」です。練習を重ね、数をこなし、本番を何度も踏んで心を鍛える。。

芸術だけに限った話ではないと思いますが、技術は先生から教わるものではありません。先達の技を見て盗むもの。
そして感性を育む事は、心を鍛える事でもあります。
そこでは、絵を書く事も歌う事も「学び」であり「訓練」となります。

傍から見ているよりも、ずっと過酷な訓練ですよ。楽器を習う事は自分自身をコントロールする事でもあります。私自身が、思うような声を出せないと、悔しさから自分の喉を自分で締め上げ、先生からも腹を殴られ(笑)、何度もピアノの鍵盤に、手を痛めるほど叩きつけてきましたから。

でも、そうして自分自身を鍛え、磨く事で、表現の幅は格段に広がります。

ただ、和アートやエンジェルアートに限っては、「表現力を鍛えるアート」ではなく、「心を解放する為のアート」と私は捉えていますので、ワークショップに来られる方に対して、私はそんな厳しい事はしません。

逆にね、自分が10年以上涙流しながら血を吐くような「訓練」をしてきたからこそ、和アートの「ありのままのその人を受け入れる」という考え方の大切さが、理解出来るような気がします。

私は、絵を描く事もヒーリングの手法の一つだと捉えています。

人と比べたら劣ると思うような自分だとしても、
今の状態の自分を、ただ「ありのままの自分」を愛して欲しい。

私が和アートやエンジェルアートに来て下さる方に求めるものは、ただそれだけです。

なので、私の所へ絵を習いに来ても、絵画的な技術の向上は得られません。(笑)
それは私の運営指針ではないからです。

私の所で和アートの技法を基礎から習いたい方は、インストラクター講座で習う事が出来ますので、そちらを受けてみてください。
講座では本人が癒される事よりも「癒しのアートを提供する側の技術、対応」をお伝えしています。

もちろん和アートでも「ちゃんと技術を教えます!上手くなります!」というインストラクターさんは居ると思うので、絵が上手くなりたい方はそういうインストラクターさんを見つけて習われる事をお勧めします。

にほんブログ村 美術ブログ ヒーリングアートへ
にほんブログ村

JUGEMテーマ:パステルアート

 

コメントを残す