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「うお座」の時代と「水がめ座」の時代

占星術をかじっている人なら聞いた事があるでしょうか。

今は「うお座」の時代から「水がめ座」の時代への移行期だという事。

で、聞いたことあるけどそれって実際どういう事?
というのが、ここしばらく私の中で疑問で、完全に理解できなかったのですが、やっと「ああそうか」と腑に落ちる答えに辿り着いたので、ちょっとだけ書きます。

。。念のために書いておきますが、この記事の内容は「教え」ではなく、私の個人的な体験と、得られた情報をまとめたものです。何かの参考になれば幸いです。

うお座の時代や水がめ座の時代ってなんなのか、というと、
2000年以上の周期でやってくる、時代的なエネルギーの流れなんですね。
その時代によって、どんなエネルギーが主流になっているかで、世間の風潮も、一般的な考え方も変わるし、意識上昇と呼ばれるアセンションの方法も変わってくるのです。

単純に、うお座や水がめ座のシンボルから意味を想像してもいいのですが、
一言で言うと、「うお座」の時代というのは「苦労と犠牲」の時代。
丁度、「イエス・キリスト」が地上に居た時代というのが、「うお座の時代」の始まりの時期で、彼は身をもって「うお座の時代の在り方」みたいなものを、示していったと言ってもいいかもしれない。
この三次元で苦労を重ねて、他人の為に犠牲になる事で悟り、意識を高次へと移行させる事が出来る。というのが、「うお座」の時代だったんです。
もっと言うと、「悟らなくても、苦労して人のために尽くし、指導者の言う通りにしていれば癒され、救われる」というのが、うお座の時代なんです。
つまり、自分が心から尊敬する人の言う事を信じて実行していれば、万事オッケーな時代です。
これは、完全に二元分離の世界で、「他力本願」や「依存」の温床にもなり得るんですね。

ところが私は、この「苦労と犠牲」が大嫌いでして。
ついでに言うと「努力」は昔から苦手でして。。好きなものに集中して取り組むのは、私にとっては「努力」ではないのでね。(笑)
むしろ私は、この「苦労と犠牲」を無意識に自分に強いてきた結果、鬱になったと言っても過言ではないので、「うお座の時代」のやり方は、私には絶対に合わないものなんです。

で、ずーっとこの「うお座」の時代の風習に囚われている人達から離れたい。。もっと自由になりたい。。と思っていたのです。その為にも、私は自己内観を通して、自分の中のうお座の時代的な要素を取り除いたり、苦労や犠牲、自己否定的な考えによって傷ついた心を、癒すワークをしてきました。
7月の断捨離でも、「苦労と犠牲」を美徳とするようなやり方を押し付ける人達とのご縁を切らせていただきましたが。

で、次に来る「水がめ座」の時代というのは。。うお座の時代では当たり前だった、「苦労や犠牲」などはしないで意識を次元上昇させましょう。という時代なのですね。
昔の人が、「ワシの若い頃は苦労してどうこう。。」という話が、だんだん通用しなくなってくるのが「水がめ座の時代」です。

これね。。。「水がめ座の時代」は、オーラソーマではよく「女神の時代」とか言われているので、「今まで男性性に抑圧される時代だったが、これからは女性性が優位になる」と勘違いされがちなのですが、決して女性が優位になる時代という事ではないです。
。。という話は、以前別の記事でしましたね。
あの時は特に理屈的に「こうだ」という確証があって言っていたわけではなくて、完全に私の感覚が「違う」と言うのを信じて、
”「水がめ座の時代」が「女神の時代」で女性性開花ばかりを叫ぶのはどうだろうか?ちょっと違うんじゃないの?”
と書いたのですが。。それが間違っていなかった、というのを感じている所です。

女性性を前面に押し出すのが水がめ座の時代だと感じている人は、それが「うお座の時代」的な考え方だという事を、再認識する必要があります。

「水がめ座の時代」は、一言で言うと、「理解して手放す」時代です。
「理解して手放す」には、女性性の質である「受容性」がとても重要になってくるんですね。

受け止められなければ、理解すら出来ません。
手放す為には、嫌なものでも一度受け入れて、飲み込んで、体感しつくして、そして、「そうだったのね」と理解して、やっと手放せるんです。
自分の中にある問題も、課題も、ブロックも、そこに「問題」がある、「ブロック」があると自分で「認識」しなければ癒されないし、手放しも出来ません。
その為には、自分の内面と深く向きあう事が、より重要になってきます。目をそむけずに、ちゃんと自分の目で確かめ、頭と心の両方で、自分が嫌っていたものを理解する事です。

中途半端な理解では、「だって貴方こうなんでしょ?」という偏見だけが残って、いつまでたってもそこにこだわってしまって、手放せない状態になってしまうんですね。そこで「無条件の愛」「受容」が重要になってきます。「受容」は女性性の特質ですよね。

だから「女性性を開花させましょう」なんです。決して、「女性が男性に代わって立ちあがりましょう。男性に代わってリードしましょう」ではないのです。

これはある意味、「うお座の時代」に慣れている人にとっては、「苦労や犠牲」よりもキツイ作業かもしれませんね。今まで私は、3年かけて「水がめ座の時代」的な作業をして自分を癒してきましたが、正直、キツイですよ。(笑)
偉い人、尊敬できる人の言う事を聞いているだけで癒されていた「うお座の時代」とは違って、「自分で意思決定し、清濁併せ呑み、無条件の愛で手放していく」事で、意識が高まり、アセンションを可能にするという事なので。

この、「清濁併せ呑む」という作業は、「光と闇」「陰と陽」等の、今までうお座の時代で二極化していたものを、一つにして統合するという作業そのものなんです。
最近誕生した、B110大天使アンブリエルにも、「光と闇の双子」。。両極の統合のテーマがある、と私は感じています。B110は、「水がめ座の時代」への移行を、意識転換を、確実に手伝ってくれると思います。

統合って、難しく考える事はないです。考えるよりも、実行する事の方が、むしろ難しいのですが。
光も闇も、どちらも大切な要素。今まであっちは敵だ、こっちは味方だ、あれは間違ってる、こっちが正しい、と言っていたものを、「両方とも無くてはならない大事なものだよね」と、今まで受け入れられなかったものを「受容」することで、統合は果たせます。
その後ようやく、自分には必要でないもの
を手放せるんです。
そういう意味で、「受容」を司る「女性性」の質が重要になってくるんですね。

今までは、誰かが教えてくれる事で意識上昇を果たせましたが、
これからは、自分から本気で腹を据えて「やろう!」と決心しなければ、意識上昇も出来なくなってきます。
誰かが外側から手を差し伸べて、引っ張っていってくれる時代は、もう終わろうとしています。
今まで尊敬していた、自分以外の素晴らしい誰かについて行くだけの人は、そのうち時代から取り残され、波に呑まれてしまう事になりますね。。

水がめ座の時代は、自分以外の存在に依存できなくなる時代です。

神がかり的に信奉されてきたものは、やがて消えていきます。
敬意の対象となる偉人や、身の回りに居る素晴らしい人、あこがれの人、育ててくれた両親ですら、自分の心の指標や導き手にはなり得なくなります。それぞれが、一人ひとり違う個性の持ち主なのだから、ある意味当たり前の話です。私は「素晴らしい私」にはなれても、「他の素晴らしい誰か」にはなれないのです。

自分を最も素晴らしい状態へと導いてくれる、最高最善のガイドは、自分自身の内側にある。。自分の高次元体であるハイヤーセルフ、自分自身の内側にある神性が、自分を導くのだという事を心得ておけば、新しい時代の波にスムーズに乗っていけると思います。

その上で、それぞれが独立した立場で、周りの人と手を繋ぐんです。共に必要な情報を分かち合い、お互いの個性を尊重しながら、共生して行くという感じです。
うお座の時代では、「派閥」のようなグループに分かれて、グループのリーダーを信奉するような状態が多くあったかと思います。リーダーを尊敬し、従えない者はつまはじきにされるような。。リーダーが主張する事以外の、独立した意見を持ってはいけないような、そんな感じさえありました。
水がめ座の時代では、「派閥」のような人間関係は消えていき、グループの在り方も変わっていくだろうと思います。

水がめ座の人って、好奇心旺盛で、どんな人とも分け隔てなく友達になれる性質を持っています。
水がめ座の時代もその質を反映しています。人はみんなそれぞれが素晴らしい個性を持った存在ですよね。その個性に興味を持ち、お友達になる事で必要な情報を交換し合い、互いに適度な距離を保ちながら、お互いを尊重し合いながら、協力関係を保つ。という感じですね。

その為には、まず自分が「全体」の中の一つの「個性」、個人として確立していなければなりません。
うお座の時代の考え方を引きずって、自分より素晴らしいと思う人に従い、尊敬する人の色(性質)に染まって自分本来の色を見失い、自分よりレベルが低いと思う人に「教えてやろう」という姿勢のままでは、水がめ座の新しい共存関係の中に入れなくなります。
平たく言えば、他人に共依存し続ける人は、世間から取り残されていく事になります。

オーラソーマではこういう事を「個性化のプロセス」というのですが、この「水がめ座の時代」を良く知る事で、オーラソーマがここ数年をかけて、水がめ座の時代へ入る準備をしてきた事を実感する事が出来ました。

最近我が家では、面白い事が起きています。
7月に、家族ぐるみで「うお座の時代」の要素を断捨離した結果、うちのダンナが、自主的に「僕、変わるから。もう今までの僕じゃないから」と言うようなりました。
で、自分なりに、変わる努力するようになったんですね。

うちのダンナのバースボトルはB11。このボトルは「エッセネ派」のボトルと呼ばれています。
エッセネ派の人達というのは、それこそ「うお座の時代」を生きてきた象徴的な人達です。
例に漏れず、ダンナは独身時代は「清貧」そのものでした。ダンナは典型的な、「うお座の時代の人」だったのです。
結婚してからも、これまでずっと、苦労や犠牲、そして奉仕を当たり前の感覚で行う、金銭的にはドケチな人だったのです。(笑)
それが、「うお座の時代」大嫌いな私にとっては、無意識レベルで耐えられないくらいのストレスになっていたのですよ。。

私自身は、数年かけて自己内観やオーラソーマ、シータヒーリング等の助けを借りて立ち直り、「苦労や犠牲」からはもう抜け出す。と決意して、犠牲を強いてくる人との縁も切る、と、ダンナにもそう伝えたのです。
普通そうなったら、夫婦間の意見や価値観が合わなくなって、「離婚するんじゃないか」って思うでしょ?私も一時期そう思ってました。ダンナはテコでも動かない人だし。

それが、「うお座の時代の人達や価値観」と「私(笑)」を天秤にかけたら、私の方を取る、と言ったのです。うちのダンナは。
7月に行ったあの断捨離は、ダンナにとっては、新しい時代へ移行する、大きな転換の合図だったようですね。

私は、それこそ全く期待してなかったんだけど、「じゃあやってみれば?」くらいの気持ちで、しばらくいました。だって、自分でやるって決めなきゃ、何も変わらないからね。それが「水がめ座の時代」だから。
しばらくは、古い時代の習慣が抜けきらないダンナの事を信じられなくなっていましたが、最近ようやく、自分なりに努力しているダンナを、信じられるようになってきました。

「さなちゃんの失われた10年を取り戻す」←おおよそ私が苦労と犠牲を一番強いられた期間です
と、ダンナは張り切っております。。。や、「自分の為に取り戻してくれ。人の為じゃなく」と言うと、「自分の為にも」と付け加えてましたが。(笑)

まあ、元々がエッセネ派の要素を持っている人なので、自分のためと思うよりも、誰かのため、と思う方が、エネルギーが湧いてくるのだと思います。それは悪いことじゃないから、あんまり厳密に「まず自分を大事にしなさい」というのも、どうかな、と思う。
私はまず自分を大事にしない事には、エネルギー湧かないんですけどね。(笑)

全体の中で個性を確立する為には、自分が持っている性質を見極めるのも大事だと思います。

だからまず、どうしたらいいか分からない時は、自分自身を知ること。あらゆる手段を使って、あらゆる角度から。。
私は自分を知る為に、いろんなものを受けてきました。オーラソーマもそうだし、ヒューマンデザイン、占星術、カバラの72天使、マヤ暦、チャネリング系のセッション。。そして自分自身で深く内観した時に得られた情報。あらゆる方法で自分を見つめ、それらを統合して、自分はこんな人なんだな、というのが解ってきました。

自分の内面と向き合い、自分が持っている性質、才能を、潜在意識から読み取り、表層意識でもしっかりと認識し、自分の内側にある「光と闇」であると感じるものを、一つ一つ統合して行き、その先の、最も深い内側に眠る「ハイヤーセルフ(高次の自己)」と繋がる。。そこからが、「水がめ座の時代」の始まりです。

この「ハイヤーセルフ」。。自分の内側にある「神性の部分」が、自分の唯一のガイドであり、一般によく言われている「女神」なんだと、私は思います。男性の場合は、女神ではなく男性神かもしれませんが。

とにかく、新しい時代がどんなものなのか、というのを、体感するのが難しければ、まず頭で理解する事から始めるしかありませんから。
人間は基本的に、「頭で理解して→心で感じて→最後に腑に落ちる」という「理解・体得」のプロセスを持っているそうなので、まず知識を詰め込む事から始めるのは、悪い事ではないです。
「腑に落ちる」所まで理解が進まなければ、全ての存在レベルで理解が出来たとは言えないので、頭で理解する事も、経験を通して体得する事も、両方必要です。

今まで「女性性を開く」「女神の時代」という一言であやふやになっていた新しい時代のテーマが、ハッキリと理屈で理解できたことで、私も自分が今まで取り組んできた事が間違いではなかったという答えに辿り着いて、スッキリしました。
古い考え方から新しい考え方に移行する時は、周囲との摩擦もあるし、今までにない考え方をする自分は間違ってるんじゃないか?と思っていた時期もあったしね。

これからも、機会があるごとに、こういうテーマで記事を書く事があるかと思います。
興味ある方はお付き合いくだされば幸いです。

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「「うお座」の時代と「水がめ座」の時代」への2件の返信

そうですね。
こういう話を、葛藤を感じる事なく出来るようになった事も、嬉しいと感じます。確実に前に進んでいる感じがして。
コメントありがとうございました。(*^-^*)

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