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瞑想の扉 自己メンテナンス

本当の気持ちに気づく勇気。

 シータヒーリングのセッションや、オーラソーマのコンサルをした時に、時々ぶち当たるのが、

掘り下げが進まない。
特に問題になるような原因が思いつかない。

という内容なんですけど、

こういう時ってね、大抵、「核心に触れられたくない」というブロックがあります。

別に深刻になるような事とかは無いんですけど~。。と言いつつも、こういうセッション受けに来ているという事は、無意識のレベルでは、既に悲鳴を上げている、と思っていい。
でも、いざ核心に迫ろうとすると、途端に「そんな原因なんてありません」と否定が始まってしまう。

なぜそういう状態になってしまうのか、というと、
まだ「自分の内側」にある、原因と向き合う覚悟が出来ていないからなんですね。

恐くて覚悟は出来ていないんだけど、無意識では苦しいから、「何とかならないでしょうか?」
と言って、他人を頼ってやって来る。

つまりこれ、「他力本願」なんです。

自分で何とかするのは恐いから、誰かにやってもらおう。
思うような効果が得られなくて、「失敗」だったらその人のせいに出来るでしょ?
「ホラやっぱり無理だったでしょ? 私のせいじゃないからね。あの人が失敗したからなのよ」
という、自己正当化のパターンを自分で作り上げている。

でもこれ、大抵ご本人は、自覚していません。

なので、自覚していない人に対して、「あなたの状態は○○ですよ」と率直にお話ししても、
「絶対にそんな事ない」
という答えしか返ってきません。

ヒーリングやセラピーのセッションを受けて、「あのヒーラーさんに酷い事を言われた」といってスピ嫌いになる人は、大抵このパターンにはまっているんじゃないかと思います。

。。まぁ、そう思うんですけど、私はセッションの時には、こういう話はしません。

でも、せっかくお金を払って受けに来ているのに、「そんな事ないです」や「特に思いつかないですねぇ」じゃ、勿体ないじゃないですか。私もそう思うんですが、私はこういう時は、
無理な掘り下げはしません。だからひょっとしたら、「特に効果を感じられなかった」と思いながら、帰られる方もいらっしゃるかもしれません。

だってね、本人に受け入れる準備が出来ていないのに、無理に「真実」を押し付けたって、その人を傷つけるだけなんですよ。以前、某ヒーラーさんのセッションを受けた時に、聞いてもいない事をベラベラとしゃべられて、ものすごく傷ついた経験が、私にはあるので。

見過ごす事も、逆から見るととても残酷な行為かもしれない。
せっかく「変容」するチャンスがあるのに、本人はみすみすそれを逃してしまっている状態なので。
セッションを提供する側の私が掘り下げをしないのは、無責任に思えるかもしれません。
でも私は、無理強いはしたくありません。オーラソーマを習っている手前、「その人のペースで変容をお手伝いする」のが私のモットーなので。

こういうセッションで、満足する結果が得られるかどうかは、
「どれだけ自分の中に押し込めていた「影」の部分と、正面から向き合えているか」
にかかっているんじゃないかな、と思います。

本気で何とかしよう、と思うまでには、時間がかかるかもしれません。
「もうダメだ」、と打ちのめされるほどの出来事がなければ、その「問題」に本気になって向き合えないのが人間です。
私自身、抑うつという症状で打ちのめされるまでは、精一杯やってきたつもりだし、「自分の本心と向き合う」なんて、考えた事もありませんでした。

「アセンション」すれば、今抱えている問題が自動的に消えて全て解決する、と考えているとしたら、それは大きな勘違いです。

逆なんですよ。今抱えている問題が解決しなければ、本当の意味で「アセンション」なんて出来ません。自分の無意識の中に残っている「影の部分」が、必ず足を引っ張ります。
現状より良くなりたいと願うならば、いつか必ず、その「影」を正面から見据えなければいけない時がやってきます。

私はね、正直に言いますよ?
本気で自分と向き合う覚悟がない人に、「こうしたらいいですよ」なんてアドバイスや助言はしたくありません。
だからね、「○○の時にはどうしたらいいでしょうか?」と聞かれても、私は大抵、答えません。他力本願になっている人を満足させる答えなんて、私は正直持ち合わせていませんから。
なぜこんな風に考えるのかというと、そういう心構えのクライアントに対してアドバイスをする事で、私がクライアントの人生に、責任を負う事になってしまうからです。

こういう考えはおかしいですか?
だって、クライアントは私の「扶養家族」ではありませんからね。子供や夫に対してなら、私はもっとドギツイ事を平気で言います。(笑)

実はこれ、セッションを提供する側にとって、一番大事な事なんじゃないかと思っています。
「せっかくセッションを受けに来ているのだから、この人を出来る限り癒さなければ」
という思いで、クライアントが受け入れられない事を押し付けてると、結果的にクライアントを傷つけて、「変容」から遠ざける事にもなると思いますし、
「(自分は何も考えなくても)この人の助言を聞いていれば大丈夫だ」とクライアントに思わせてしまうと、クライアントはセッションを提供するヒーラーさんに依存し続け、ヒーラーもまた、毎度来てくれるクライアントに収入や見えないエネルギー供給を依存し続ける関係が始まってしまいますから。
こういう状態になってしまっている人、意外と多いかもしれません。アセンションから程遠い状態と言うしかないですね。

私に出来る事は、
本当に今、この状態から「変わりたい」「前に進みたい」と決意した人に対して、その変容を少しでも楽にする為の、ささやかなお手伝いをする事だけです。

その人が、前に進むのか、現状に留まるのかを決めるのは、絶対に私ではなく、あくまでもその「問題」を抱えている、クライアント本人でなければならないと思っています。

本人が「変わる」と決意しなければ、どんなに素晴らしい効果があると言われる施術を受けても、全く「効果」なんて感じられません。
表面の「ゴミ」をさらうだけで誤魔化し、責任転換しているうちは、本当に自分が望んでいる状態には至れないのです。

結局は、「他力本願」になっている自分の状態を、自覚できるか出来ないかにかかっているのでしょうね。
これを自覚しただけでも、自分を取り巻く状況が「変容」へと動いていくのを、感じられる様になると思いますよ。

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