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精神疾患とスピリチュアルの世界

いわゆる「精神疾患」を患っている方が、どうしてスピリチュアルな世界では施術を断られるのか。
私の経験を交えて、少し書いていきます。

私は、基本的には、
こういうスピリチュアル系のセッションは、精神的に病んでいる人の為にある。
と、思っています。

私がこんな風に考えるのは、私自身が抑うつに苦しんで、自分の意識を高め、「変容」する必要があったから、かもしれませんね。
だから、心療内科等に通われている方のご依頼にも、私は応じていきます。
スピリチュアル系のセッションでは、こういう方はなかなか引き受けてもらえない傾向がありますけど、
私自身の経験から言っても、心を病んでいる方にこそ、スピリチュアル系のサービスは必要なのだと思っています。

勿論、そうじゃないと考える人もいます。特別追い詰められるような悩みはないけど、今よりもっと幸せになりたいという人の為にお手伝いします、とか、人類全体の波動を上げる為に、地球の為に、自分の能力を生かしたい。。と、想いは人それぞれです。

でもそういうタイプの方に、深刻な悩みを打ち明けると、大抵は拒絶されます。
それは多分、その人が過去生から今生に至るまで、生まれる前から担ってきた「役割」が違うからだと思います。

通院中の方がスピリチュアル系セッションを拒まれる理由の一つに、「好転反応」があります。

一般的な好転反応として有名なのは、
高次のエネルギーアチューンメント(伝授)系で好転反応が強く出る場合。

精神疾患を患うほどになると、高次から受け取れるはずのエネルギーの回路が、一部閉ざされている状態になっています。

この回路を無理やり開いて、エネルギーを送り込んでしまうと、「見えない身体」にかなりの負担がかかります。

肉体の症状として、頭痛や吐き気、めまいなどを引き起こす事になります。
酷い時は下痢や嘔吐などで脱水症状を引き起こしますので、せめて投薬が完全に終わるまでは、エネルギーの伝授は控えた方がいいと思います。

それでもやっぱり高次のエネルギーと繋がりたいという、私みたいなドMな人は、受けて頂いても構いませんが。。←
その場合は完全に自己責任でお願いします。施術が原因で病院のお世話になる事になっても、施術者にも身内にも、誰にも文句を言わない覚悟で受けてくださいね。

好転反応が強く出るもう一つのパターンとしては、
抑うつ等も含み、精神疾患を患ってしまう人の場合、思考がある方向へ極端に「偏って」しまっている場合がほとんどです。
その思考の偏りが、「好転反応」を強く引き出してしまいます。

思考の偏りというのは、例えば「~でなければならない」という想念が、無意識層まで浸透して固着してしまっている場合です。
これが例えば、「私は苦しまなければならない」という想念だとすれば、とんでもない事になるのは目に見えていますよね。
そんな事を思っている人がいるのか、と思われるかもしれませんが、無意識にネガティブな想念が蓄積されているからこそ、病気になってしまう、とも言えます。
こういう人がヒプノセラピーを受けると、下手をすると好転どころか、負のスパイラルに強く引き込まれて、苦しみが倍増する結果になりかねません。

ピプノセラピーで苦しむ人のパターンが、大体これに当たります。
なので、通院中の方は、大抵の場合、施術を受け付けてもらえません。
私もお勧めしません。無理に受けると、夜眠る事も出来ない状態になりかねませんので。
無意識層に強く働きかけるヒプノセラピーは、夜寝ている間に「夢」によって当時の状況を「再現」させて、辛い過去生を「昇華」しようとする事があります。
なので、毎夜毎夜、悪夢にうなされることにもなりかねないんです。

こういう方はまず、精神にかかる負担の少ない、カウンセリング系のセッションを受けられる事をお勧めします。
顕在意識に現れている、自分でも自覚できる症状から改善していく事が、一番安全で負担の少ない方法だと思います。

あるいは、シータヒーリングでネガティブな思考を書き換えする方法もあります。
ただし、通院中の方がシータを受ける場合は、頭痛などの好転反応が出る場合があります。
これはその方の思考の偏り具合によって、差が出てくるようです。

つまり、自分の状況に合わせて「道具」を選ばなければならない。という事です。

今までなら、そういう人の悩みを聞いてくれるのは、一般的なカウンセラーと言われる人たちくらいで、それは直接、精神世界に繋がるものではありませんでした。
でもきっと、話を聞いてもらうだけでは、いつまでたっても先が見えないから、スピリチュアルな世界に可能性を見出したいと思うのですよね。かつての私もそうでした。

精神科医の先生も、人によっては良く話を聞いてくれますが、根本的には薬物治療に重きを置いています。
しかし、薬物治療は、正直な所、その場しのぎでしかないのです。精神科系に限らないですが、病気を根本から治す薬なんて、実際ありません。
薬は全て、人間の「自己治癒力」を支援するために存在します。

もう時代が時代ですからねぇ。海王星も魚座に帰ってきた事だし。。
「見えない世界」が身近になり、三次元の生活の中にも自然と浸透するようになってきた昨今、
心や精神という、見えない部分の問題を解決するのに、「精神世界」を無視して、表面に現れている「症状」だけを処理するだけでは済まない。そもそも根本的な解決にならない。と私は思います。

精神科系の場合は特に、心因性である事は確実ですから、目に見えない「精神世界」を探求することなしに、根本的な解決は出来ないと、私は考えます。

心理学の世界にも、「段階」みたいなものがあります。
その時代によって、主流になる手法も違っているし、心理学自体も、どんどん発展してきています。
今の所は、「第3勢力」と呼ばれる手法が主流です。
これは、「クライアントを一人の人間として尊重し、本人が持つ「自己治癒力」を信頼して、自分で解決できるように援助する」という方法です。
今はどこのカウンセリングを受けに行っても、大抵この手法で話を聞いてもらう事になると思います。

オーラソーマのコンサルテーションも、基本的にはこの第3勢力の手法がベースになっているようです。
「ようです」というのは、責任者に直接聞いてないからね。(笑)
でも、オーラソーマのコンサルテーションの手法はそれこそ、人によって様々ですので、決して心理学の第3勢力をベースにされてる方ばかりとは限りません。
ただ、レベル4有資格者(カラーケアコンサルタント、ティーチャー)になると、オーラソーマが提供するカウンセリングの講義を受けている人もいますので、第3勢力の手法をベースにしている人が多いと思います。(それでも受講は選択制で、必須ではないです)

私の場合は、オーラソーマとは別に、カウンセリングの専門校の講義を受けてきたので、こんな話をしているのですが。(笑)

この前段階である「第2勢力」では、「クライアントには自分で立ち直る能力がないから、援助する側が色々と指示を出し、命令を遂行させる」という、親が子供をしつけるような感じの手法が主流だったんですね。
でもこの方法だと、クライアントの人格は尊重されない事が多かったのです。
だから今だに、精神疾患を患う人は目下に見られる傾向があるでしょ。
「精神疾患者は人間として失格」だという考えが、援助者の根底にあるから、援助者の方がそういう人達と対等な立場を取る事を、無意識に拒否しているんですね。

この第2勢力の手法では、「依存」の問題は解消できない、と私は考えます。
少し前に記事にも書きました。「自分の人生は自分で決める」「自分が人生の主役である」という価値観が育まれません。いつまでたっても自分以外の誰かに「私は今後どうしたらいいですか?教えてください先生」と聞き続ける破目になります。
子供をしつける場合でも、いつまでもこの方法を取っていたのでは、やがて子供は自滅していきますね。親から自立できないからです。
「依存」については、また改めて記事を書きたいなぁと思っていますが。

「クライアントとカウンセラーは対等な立場でなければならない」

というのが、第3勢力の考え方です。
だから、いくら「どうしたらいいか教え
てください。私を助けてください」とクライアントに頼まれても、提供者は決して、「じゃあこうしなさい」「こうしたら良くなりますよ」と言ってはいけないんです。
「自分で決めたらいいんですよ。あなたの最良の指導者は、あなた自身の中にいます」と、言うしかないんです。
これはオーラソーマの創始者、ヴィッキー・ウォールが言っていた言葉でもあります。

この言葉を、私なりに言い方を変えるとすれば、
「あなたの中にいる、内なる天使とハイヤーセルフに繋がれば、道はおのずと鮮明に見えてくる」
探さなくても、ちゃんと自分の内側に、自分だけの「未来の設計図」や、「地図」は持っているはずです。と、言う事になります。

自分の中に居るはずである、天使やハイヤーセルフに繋がる為には、自分の心を不透明にしている「曇りを取り除く」事がまず第一です。
その為の「意識の向上」なのです。
曇りさえ取り除く事が出来れば、誰でも鮮明に、自分の「ビジョン」を見る事が出来るようになります。自分の「高次の声」を聴く事が出来るようになります。

今の30代より若い世代に生まれてきている人は、高いセッション代金をわざわざ払ってサイキックな手法を学ばなくても、自然とハイヤーセルフに繋がる事が出来るはずです。
ただ、自身の心を曇らせる事のないように。それだけが唯一の注意点だと、私は思います。

少し話が逸れてしまいましたが。

心理学の世界では、第3勢力の次の手法が既に出てきています。
その第4勢力と呼ばれるものは、第3勢力の「自己治癒力」を信じる部分と、クライアントとカウンセラーが「対等である」という部分を引き継いで、
更に、スピリチュアル・他文化・宇宙観。。など、複合要因を加味したものになっています。

宇宙の法則などを含む、スピリチュアル的な大きな世界観から、個人の小さな人間関係に至るまで、クライアントがそれにどう関わっているかを考慮し、
クライアントが「変容」する可能性を探究し、本人が自分の中にある「肯定的資質」「存在意義」を見出し、
その見出した通りに変わるぞと「意図」し、実際に行動に移す。
カウンセラーがその過程を一緒に模索して支援し、「変容」のお手伝いをする。

簡単に言うと、「なんでそうなったの?原因はなんだろうね?」ではなく、
「あなたを取り巻く状況は分かりました。じゃあこれからどうしたいの?」
という所に焦点を当てるのが、第4勢力の主な手法です。

これは、「自己受容」が大きな鍵ですね。
今まで自分に起こった事を、自分なりに受け入れ、今のこの状況で自分にとっての「最善」を引き出していく。そういう作業になっていきますね。

ここに来てやっと、カウンセリングがスピリチュアルと結びついたのか。と、私は個人的に思いました。カウンセリング勉強してて、一番嬉しかったのはここですね。カウンセリングもまだまだ捨てたもんじゃないと。(笑)

私は個人的に、オーラソーマのコンサルテーションは、このレベルになるべきだろうな、と思っています。
いや、すでに実践している方はいらっしゃるかもしれませんが。

スピリチュアルな手法を取り入れる精神科医も増えていますが、
スピリチュアルなセッションを提供する側も、心を病んでいる方に門戸を開いていくべきだと、私は思います。手法は、その人の症状によってある程度限られるかもしれませんが。

地球を取り巻く無意識層を変容させる鍵は、きっと心を病んでいる人達が握っているだろうと思うからです。
心を病んでいる人たちが、心から喜んで生きられるようになれば、私達を取り巻くこの世界は、既にアセンションを完了した世界になっているかもしれません。

私は個人的に、そう思っていますけどね。(笑)

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