痛みの中にあるギフト。２ - 船智日月／イリスカーラ [IRISCALA -Angel’s Art Works-]

どれだけの痛みを経験したら、人の痛みに真に共感出来るようになるのか。
分かりませんけどね、でも、私は、この話を皆にするまで、こんな心の傷を抱えていたら、これから先、コンサルをしていく時の障害になる、と思っていた。
でも、みんなの反応を見ていたら、その考えが、ちょっと変わってきた。
ちょっと前にも書いたけど。。いつぞやの、ハートエンジェルの言葉を思い出したんだ。

「弱点だと思ってるもんが、実は最大の武器なのよ」

あの時になんとかしなきゃ、と思ってた課題、今ここで昇華しようとしてるんだ。
結論から言うと、私が今。。いや、実をいうと過去生から引きずってきて、今生でも繰り返し抱えている「傷」は、コンサルやセッションする時の最大の武器なのだ。

私はずっと、幼少の頃から今まで、クライアントの立場を経験してきた、と言っていいと思う。
自分が実際に失敗したり傷ついて倒れてきた体験、そのものが、実は貴重な宝物なのだ。
何故かって、自分が経験してきた分だけ、セッション受けに来てくれたクライアントの立場が理解できる、傷ついている気持ちを理解できる。

傷は深みなのだ、と、改めて思う。
これは、自慢してもいいくらいの宝物なのだ、と。
いや、実際に自慢したらバカにされると思いますけど。(笑)

クライアントが真に欲しいのは「新たな提案」でも「指導」でもない。
「共感」なんだ。
と、私は自分で経験してみて、そう思ったわけです。

しんどいよ、正直言って、相手に共感してやるってのは。
それこそ「自分をなくす」という事に繋がるのだから。
だから私はもうこんな仕事やらないって、一度逃げたんだし。

でも、自分の軸を持ちつつ、相手にも共感し理解を示す、
という道を、私はこの1年で見つけられたんじゃないか、と思う。
やっと見つけられた、と言った方がいいのかもしれないけども。

もう共感もしない、鏡にもなんない、って思っていたらこういうのが来ますか。
しんどくても、私のハイヤーがやりたいんだから、仕方がないね。（苦笑）

随分前に、ラファエルに言われた言葉を思い出した。

「美しいよ。君が一番美しいんだ。
その虹色は、本当に愛をもって、全てを抱え込める者にしか出せない」

私のハイヤーの瞳には、クリスタルの中に浮かぶレインボーのようなものが、無数にある。
私の中に居る彼というのは、この繊細な心の傷をずっと抱え込んでいた存在だった。
今回出てきたトラウマも、彼が抱えていた傷の一つなのだろう。

私の誕生日ボトル、B6には。。「献身的な愛」って言う意味がある。
私はこの言葉が、大嫌いだった。
私にとって、「共感する」というのは、自分を捨てて相手と同一化する事に等しかったから、自分を捨てて尽くす「献身」なんて冗談じゃないと。

キリスト精神クソ食らえｗ
自己犠牲なんてもうやんないぞー。
とか、かなり反発していたんだけど、実際に私のたどってきた道を振り返ってみると、
まあ、なんと痛々しい。。ブログに書いてない事も含めて。(笑)
その痛みの中から学んだ事が、山ほどあった。
。。B6って、そういうボトルなのね。。。と、今ならようやく、意味が分かるという。。

これね、占星術を習ってても、同じ結果が出来てきた。
私はどうも、「奉仕」をするか、「自己犠牲」を自分に課すか、どちらかの道を選択しやすい性質を持ってるらしい。orz

どー
も、私の人生の目的。。「やりたい事」のベクトルが、「自分の為」ではなく、「他人の為」に傾いているようで。しかも、見返りは期待できないんだってさ。
だから、どれだけ人の為に言ったとしても、尽くしたとしても感謝されない、という状態に、必然的になってしまうらしい。。。えぇ、納得ですよ。心当たりが
あり過ぎる。（苦笑）

つまり、私は基本的に、「与えるためだけに来た」ということです。orz
それが、占星術で見る私の今生での「使命」っていうやつです。これはいくつかのタイプに分類されてるのですが。。まぁこの辺の事は、いずれ記事を書くかもしれないので省きますが。DNAリーディングを受けた時に言われた、「クリスタル」の性質に似てるよね。

。。だったらさ、自分を犠牲にしてボロボロになるよりも、皆の為に、世の中の為に、自分の持てる能力を使って「奉仕」した方がいいよね。(笑)
それが、自分も、皆も幸せになる選択だと思う。

今は、私の「共感」の定義は少し変わっている。
自分を無くして相手に自分を明け渡すのが「共感」ではないと。
たとえ「無」に見えようと、自分は必ず「ここ」にいる。
自分を捨てて行うのが「献身」ではないと。
自分を捨ててでも、犠牲にしてでもやります。というのを決めているのは、自分の意志だ。
自分が決めたのだから、ちゃんとそこに自分というものがあるはずだと。
「私はその辛い立場を受け入れます」という、自分自身の意志がね。

だからね、何をするにも、「自分で決める」ってのが、一番大事なんだと。
親に言われたから、偉い人に言われたから、信頼する人がこう言っているから、
と、自分の外に動機を見つけてしまうと、後で話がこじれてしまう。必ず。
人のせいにする事も簡単に出来てしまう。
それでは変われないんですよ。本当に。何度解消したと思ってもまた同じ事を繰り返す、原因はここにあります。
自分の動機、何をやりたいのか、自分の本音、本心を常に確認する事は大事だと。

PPSの最後に、先生がしてくれたお話が印象的だったな。
「一番大事なものは、ハートの中に埋もれている、オレンジの部分」だ。
要約するとそういう話だったんですけど。
オレンジって、オーラソーマではトラウマを表す色でもあるんですね。
胸の奥深くに押し込めて、忘れてしまったり見ないふりをしてきた心の傷。これさえなければ、なんて思ってきた辛い出来事。実はそれが、何よりもすばらしい宝物だという事。

痛みを知っているからこそ、人に対する思いやりも生まれるし、相手を理解する事も出来る。

傷だと思っていたものを、掘り起こして、綺麗にして、違う角度から眺めてみたら、全く違うものに見えたりもするんだ、って、私はこの3日間で、それを感じる事が出来た。

PPSでは、たくさんのプレゼントをもらったな～と、終わってみて感じたのですが。。
まだ、完全に、涙を流し切れていない、とは、思う。
流しきるものなのかな？と、今は思ったりもしますけど。もう少し、心と体の「重たい部分」を解放して行かなきゃいけないな、と感じます。

その間にもせっせと塗っていた、B78は、今こんな感じ。