「イメージングと内観」│内観考察・譚歌の序

私のブログは年を経るごとにどんどん理屈っぽくなってきてる気がしますが。。扱うエネルギーが深く膨大になるほど、比例して屁理屈も必要になってくるのだろう、という事にしておきます。(笑)

さて。今回から章を改めて、ぼちぼちと自分の72天使の事を書こうかな、と思っていますが、その前に、独白カテゴリーの総まとめ、締めくくりとして。。同時に、新しいカテゴリーの序文として少し書きたいと思います。

「72天使パーソナルチャート」をご利用の方の中で、72天使の事をイメージして擬人化したい、直接交流したい、とご感想やご質問をくださる方が割と多いのですが、今回はそういうお話になると思います。

いわゆる、「72天使やハイヤーセルフとは実際どうやって交流するの?どんなことに気を付けたらいいの?」という話です。

私は基本的に、自分が経験してきた事しか書けないので、今回もそういうお話になります。が、最近「知識」としての、頭で理解し整理する為の情報が足りないな、解りやすく説明する為にももう少し情報は必要だな、と思って、しばらくの間、図書館に通って資料探しをしていました。
心理学方面では主にユングの本を探していたのですが、その中で興味深い本を見つけました。
今回は、自分の経験を言葉にする為に、この本に補強をしてもらいながら、書いていこうかと思います。


これは裏表紙ですが、この紹介文にピンと来た方は、一度読んでみてください。
「アクティヴ・イマジネーション -ユング派最強の技法の誕生と展開-」(老松克博・著/誠信書房)
著者はユング心理学の研究者で、臨床心理士であり、医学部の先生です。日本の医療現場でユング派の技法を実践している医師は少ないらしく、著者は日本では第一人者であるようです。(本が出版された2000年当時の情報です)
読みやすい本でした。内容がスッと頭の中に入ってくる。
というか、頷く部分が多すぎて「ああそうだよね。そうなんだよ。そうなんだよなぁああああ~~っ。。orz」という感じでした。(どんな感想だよ)
いや。。納得するところが多すぎてな。。。苦笑するしかない。←

どんなことが書かれてあるかは、ネットにも少しレビューが出ています。記事にしている人も居ます。軽く検索した所、本に書かれてある文章をそのままネット上で紹介しているような内容がほとんどでしたので、興味ある方は一度検索してみてください。
実際に本を読んでみたい方は、大きな図書館に行くと大抵は置いてあるようなので、図書館で借りて読む事をお勧めします。というのも、この本は既に絶版で、
中古本が、定価の10倍近い値段ついてるんですよ。(爆)
私は図書館でこの本を見つけて、借りて読み始めたのですが、1/3も読まないうちに、
これは買わなきゃダメだ。←
と思って結局買ってしまいました。。一番安い中古本探しまくって定価の4倍くらいのお値段で買ったんですけどね。。綺麗な本でした嬉しい。(笑)
その綺麗な本に、これでもかというくらい赤線引いて読んでました。こんなに赤線引きながら読むのは私にしては珍しい。


本の紹介は他サイトに丸投げしてしまいますが、私はこの本を読んで、改めて、自分が7年以上かけてやってきた事、書いてきた事が、既に心理学の技法として体系化されている事を初めて知りました。

以前、ユングの「赤の書」の事を少し書きましたが、私が旧ブログで書いてきた「星紡夜話(現在非公開)」というお話が、私自身の「赤の書」に相当する事を改めて確信しました。あと、著者が「こういう場合は危険だよ」と書かれている内容と、私自身が経験して「これはヤバいな、これはやめた方がいい」と感じた部分が一致していたのも、嬉しいというか、やはりそうだったかと納得したというか、なかなか一言では言い表せない。(笑)

なんだか答え合わせをしているようでした。。。数年前にスピ系のワークショップを受けていた時も同じような感銘を受けましたが。

ただ、ユング自体は20世紀初頭~中盤にかけて活躍した心理学者であり、その時代の考え方(例えば男尊女卑の風潮とか)にも影響を受けているな、と思われる所があって。。私は読み進めるうちに、ユングの思想を全部を丸ごと「今」に活用する事は出来ないな、と思いましたが、この本の著者も同じ事を本の中で語っています。
著者は医学部の先生なので、スピリチュアル的な内容を心理学的な観点で分析的に書かれていますが、スピが分からない人にも誤解を招かないように、慎重に言葉を選んで書いているようにも感じます。

この記事は「アクティヴ・イマジネーション」の本の紹介が目的ではないのですが、私がやってきた内観作業がほぼ「アクティヴ・イマジネーション」と言っても差し支えないものだった事が判ったので、本に書かれている事と内容が被るかもしれません。
 

 
私がやってきた「内観」の経験則を書く前に、まずは上述の本の中から、「アクティヴ・イマジネーション」を実践するのに向いている人の特徴を引用します。

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いろいろなところでユングやその他の分析家があげているアクティヴ・イマジネーションの適応は、次のようにまとめることができる。

⑴ 無意識がファンタジーとともに溢れてきているのが明らかな場合。これは非常に知的、論理的なものの見方をする人に特に多い。
⑵ 夢が多すぎるとき、その数を少なくするために。
⑶ 記憶に残る夢が足りないとき、もしくは夢の内容が理解しがたいとき。
⑷ ある人が説明のつかないものの影響を受けているとか、一種の呪いの下にあるなどと感じている場合、あるいはそのように見える場合。もしくはガラスの衝立のようなものによって遮られているかのように思われる場合。以上のようなことは、とりわけ陽性、陰性のインフレーションが影響を及ぼしているときに多い。
⑸ 生への適応が障害されているとき。
⑹ 同じ落とし穴に何度も何度も落ちる場合。
(中略)
一般的には病態が神経症水準か一部の境界水準以上のケースをアクティヴ・イマジネーションの適応と考えておくのが無難であろう。もちろん人生の意味を探究したいという健常者が最適である。
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私の場合、上記のほとんどの項目に当てはまります。
インフレーションというのは、例えば極端に「陰か陽か」「光か闇か」どちらかの性質に偏り過ぎている状態だと私は理解しています。
本に書いてある通り、この技法は「自我」(私の言葉でいうと「地上にいる私(顕在意識)」)が、無意識の力に負けないくらいしっかりと意思決定できる状態でないと扱えません。「無意識層から、”高次”からもらった指示通りに動くだけ」ではダメなんです。

現れ話しかけてくる「見えない次元」のイメージに対して、「地上の私」は対等な立場で渡りあえなければならない。と私は常々思っていますし、
「ハイヤーセルフと地上の私は対等なんだよ」
という表現で、どこかで書いたような気がするんだけど、書いてなかったかな。
顕在意識と潜在無意識の力関係(エネルギーの質量)が対等でなければ、存在のパワーバランスが崩れて精神崩壊する。。というと、ものすごく簡単で乱暴な言い方ですが解りやすいでしょ。
でも、ちょっとスピの勉強をしている人なら解ると思いますが、潜在無意識って宇宙のように膨大で、それに比べて顕在意識(表層意識)なんて豆粒みたいなものだ、と、おおかたの人は習っているはずなので、この話を聞いたら「とんでもない、そんな事は不可能だ」と思われるだろうと思います。

確かに「無意識」は膨大です。広大で膨大なエネルギー質量で「地上の私」を圧倒してくる。だからこそ、精神崩壊も辞さない程の、死ぬ覚悟がいるくらい大変な作業なんです。

この技法って、頭の中で「もう一人の自分(人格)」が勝手に動いて話しかけてくるように見えるし、それらと向き合っていると精神的苦痛も伴うので、一見すると統合失調なのではないかと思われがちですが、私は違うものであると感じています。
上述の本でも、違うものとして区別されていました。本の中では、これらの体験の事を「精神病類似とも言われる」、と書かれています。
私自身はこの事を、「精神病と似ているが、たった独りで、気が狂う寸前の所へ赴き、己の無意識次元で出会う様々なイメージと向き合い対決して通過しなければ”目的地(自己の神性)”へ辿り着けない」から「病気になる手前ギリギリの危険な道を通る羽目になる」という意味で、私的にはこのアクティヴ・イマジネーションを使った内観法は、生命の樹のダートの上のパスを歩くようなものだ、と感じています。

私やスピ系の人が言うところの「ハイヤーセルフ」や「天使」というものを、ユングは「第二人格」と呼んでいます。
日常生活を経験している顕在意識が「自我(第一人格)」なら、無意識層を含む心全体の”中心点”が「第二人格」だそうです。
アクティヴ・イマジネーションのような形で内観をする際は、「顕在意識である地上の私(ユングの言う所の自我)」以外の「無意識層にいる天使やハイヤーセルフ、内なる神性(ユングが言う所の第二人格)」が存在しているという「設定」を自覚し受け入れている事が大前提になります。

で、その「ハイヤーセルフや内なる神性(第二人格)」が存在しているのを感知している状態が「病気」ではなく、それら無意識層のイメージ達(第二人格)と「対等に渡り合えない状態」「(自我が)振り回されている状態」が精神疾患であり、そういう状態の事を「統合”失調”」と言われているのだと私は認識しています。これは私の理解の範疇で書いていますが、「見える事、聞こえる事」自体を病気と判断する医師もいるかもしれませんので、ユング心理学を詳しく知らない人には安易に話さない方が安全かもしれません。フロイト派の人はユング心理学は嫌いかもしれませんし、現在のところ、「霊感」も精神医学界では「病気」とみなされています。その点を踏まえた上で相談や調べものをしないと、予期せず心に傷を負う事になると思いますし、理解のない医師から「向精神薬を一生のみ続けろ」と言われてしまう可能性もあります。薬は長年飲み続けると副作用で余計な精神疾患を併発したり、薬物依存に陥る可能性も出てきますので注意が必要です。
くれぐれも、自分の心を守る事を第一に行動して、ご自分を大切にしてください。
※ここでいう「自我」はエゴ(我欲)の事ではありません。

あと、上述の本の中では、「オカルト(私の言葉では四次元、幽界)に対するような気持ちで行ってはならない。アクティヴ・イマジネーションは降霊術ではない。自己の無意識の中へ入り込み、そこに現れる自分自身と対決する事だ」と断言されています。
私の感覚では、「霊感」と「直観」は全くの別物です。(※これについては後述します。)
私自身は、上の次元に繋いだ際には、他人を相手にするのではなく、自分自身に向き合うのだ、と思っています。私は「見えない次元(特に集合無意識層)」に他者が存在する事を否定しませんし、確実に存在していると実感しますが、あくまでも、「内観」の目的は「自分自身の内側の探究」だから「上の次元(無意識層)」で他者と関わる事を目的にすべきではないと思っています。

「アクティブ・イマジネーション」は、医療現場で精神療法として使われる事もあるらしいですが、先ほど本から引用したように、本来は精神健常者が哲学的探究を行う為の技法です。
健常者でないと、上の次元(無意識層)で出会う存在(イメージ)とどう向き合うのか、自分が持つエネルギーをどう扱うべきかの判断や決断が難しいのではないか。というのが私自身の実感です。
いわゆる「アストラルトラベル」や「ヘミシンク」の技法なども、「アクティヴ・イマジネーション」と同じ基準で扱うのが望ましいと私は思います。

でも、実際にスピリチュアル業界で「アクティヴ・イマジネーション」を実践しているヒーラーやセラピストは、おそらくほとんどいないと思います。ざっと検索しただけですが上がってこない。むしろ、私がやっている事を見ると訝しげに否定するヒーラーさんが大半です。
魔術を専門に扱う業界ではこの技法を知っている人がいるはずだと思うのですが、スピ業界を通して一般に広まらないのは、「アクティヴ・イマジネーション」が精神的危険を伴う、リスクの高い技法であるからだと私は思います。

私は「72天使ワークブック」を書く際に、出来る限りサイキックな技法は載せないように心がけました。私が思っていたサイキックな技法=アクティヴ・イマジネーションだったわけですが、私自身はこれを経験した結果、
自分が体験する分にはいいけど、人様には絶対おすすめできない。
と思ったのです。だってこんな苦痛を伴う危ない方法を、お金出して買ってくれる人に安易にお勧めできませんよ。だから載せたくない、と。

ブログのご感想をたまに頂きますが、「見えない次元にアクセスする事は楽しいだけでなく、危険な事も沢山あるのが分かった」と仰る方が大半です。それを解って頂けるだけで、私としては充分です。

それでも、私がこれまでブログで書いてきたような事を経験したいと思われる方は、上記で紹介した「アクティヴ・イマジネーション」の本を、一通り最後まで読んでみてください。本を読んだ後で、実際にやるかどうかを決めるのがいいのではないかな、と思います。
本にはアクティヴ・イマジネーションの実践方法も書いてあります。他に、クンダリニーやマンダラについても触れられています。
 
 
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ここからは、私自身の経験則です。私が実際に内観を経験して感じた事を書いていきます。
(次のページへ続きます。今回の記事は全3ページあります。)